プライクルは何度でもリサイクル可能なプラスチック素材
これまでのプラスチック製品は種類や形状が多様なため、鉄・アルミ・ガラス・紙等に比べ、リサイクルが困難でした。
今まで不用になったプラスチック製品は
- 廃棄物として焼却する
- リサイクルによる再利用
- リユース(容器として回収してペットボトルを洗浄・再充填して利用する)
と言った方法で処理され、また同じ原材料でなければリサイクルできませんでした。
そんなプラスチックを分別することなく、そのまま再生材として加工・成型する新技術によって開発し、誕生したのが「プライクル」なのです。
プライクルの特長
■完全リサイクル
材料は不用なプラスチックを再利用した循環型の地球の自然環境にやさしい製品です。
限りある天然資源を継続的に保護します。
■何度でもリサイクル
商品の使用後、不要になっても、再度リサイクル可能なエコロジー素材です。
■腐食しない
耐水性に優れた腐らない樹脂製品です。白蟻・害虫などによる食害も心配いりません。
■加工が可能
木工用電動工具・ビス等で比較的簡単に加工できます。木製品の面倒な防腐剤や塗装などの塗替えがいりません。
ペンキで文字を描いたり・塗る事ができます。
■二酸化炭素(CO2)の削減
私たちが生活するために 石油や石炭などの化石燃料を消費(燃焼)することによって大気中に排出されます。
(プラスチックは石油製品から出来ています。)
プライクル製品(年間145t)生産で34,100㎏のCO2削減に貢献しています。
プライクルの製造工程
収集されたプラスチック廃材を粉砕します。
プラスティックゴミは一般家庭や企業から排出されたものと、廃棄物(粉砕された物を有価で購入)が含まれています。これらの中から塩ビ系や金属等の分別を行います。
製作する商品の用途に応じて粉砕されたプラスチックをブレンドします。
ここでカラー着色剤を投入し、様々な色のプライクルを作ることができます。
ブレンドされた複合プラスチックを押出し成型機で高熱処理をして溶融したプラスチックを金型に充填していきます。
充填された金型を、冷却水の水槽に入れて冷却。その後、金型からプラスチック製品を抜取ります。
金型から取り出すと写真のように様々な形状に生まれ変わります。
プライクルは板材・角材・丸棒材など、様々な形に成形でき、木材の様な感覚で加工が可能です。また、木材の様なナチュラルな色合いのものから、ブルー系、グリーン系などの様々な色があります。
完成したプライクルをお客様のご要望に合わせ組立、加工していく切断機及び組立作業台です。
プランターやベンチ、テーブルセット、柵など、工場内で組み立ててお客様に納品する製品もあれば、デッキ、ベランダなど、お客様先で組立・納品する場合もあります。
プライクル資材の各種スペック
プライクル資材の主なサイズの一覧です。
木工資材とサイズ、素材感はほぼ変わらないので通常の建築資材と同じように扱えます。